【BMS環境構築】知識ゼロから始める発狂BMS(beatoraja0.8)
LR2じゃなくてbeatorajaを使え!どうも、五二三寺の住職、523です。
BMSを始めるために必要なことを手短にまとめてみました。
ガッツリBMSをしようと意気込んでいる人向けの記事です。
事前準備
用意するもの
PC(グラボ搭載推奨)
100GB以上の空きストレージ
コントローラー
beatoraja本体
BMS(譜面)
BMSのダウンロード
初心者の人には意外と勘違しがちな「BMS」について。
- BMSとは、演奏可能なファイルフォーマットのこと(ゲームの名前じゃないよ)
- BMSは曲、譜面、キー音、BGA等で構成されている
- BMS単体では遊ぶことはできず、LR2やbeatorajaなどのBMSプレイヤーを使用してBMSを再生・演奏する
- BMS差分と呼ばれる、第三者が作った譜面もある
わかりにくいですが「BMS」は「譜面とかが入ったファイル」のことです。ゲームじゃありません。
まずは最初にBMSをダウンロードしましょう。発狂難易度表だけでもハチャメチャな量のファイルが存在し、とてつもないダウンロード時間になるので最初に行うことをおすすめします。
本来であれば作曲者のページに行ってDLするのが最も好ましいのでしょうが、途方も無い量なのでまとめてくださっている有志の方の力を借りましょう。
以下リンク(URLが記載されているTwitterのツイートに飛びます)
発狂難易度表のBMS(他にも色々入ってる?)
MEGAの保管庫へのリンクが切れていたので更新しましたhttps://t.co/lLwqWUpq2f
— bms難易度表保管 (@bms_hokan) 2019年9月3日
Twitterのプロフィールから飛べます。
Satellite難易度表のBMS
【Satellite難易度表 保管】https://t.co/cXJnLKRnBZ
— はしたかさん (@Hstk_Mega) 2019年5月20日
パッケージ化の要望が多かったので勝手に保管作りました
2019/05/20現在の全譜面保管してます
何かあればリプライかDMでお願いします
怒られたら消しますhttps://t.co/G4K9EmMJ0d
全差分ではありませんがStella難易度表もある程度保管してます
譜面を保管されているはしたか様のツイートから飛べます。
Stella難易度表のBMS
【Stella難易度表 保管】
— はしたかさん (@Hstk_Mega) 2020年4月16日
2020/04/16現在のStella難易度は全譜面アップロードしましたhttps://t.co/G4K9EmMJ0d
これで現状Satellite難易度表、Stella難易度表どちらも全曲保管完了しています
stella手伝ってくれたスズキ氏に感謝
同じくはしたか様のツイートから飛べます。
その他BMSまとめ
https://bms.kyouko.moe/index.html
全部揃ってるみたい。ダウンロードが遅い気がする。
上3つ全てDLすればみんなが知ってる譜面はほぼ集まります。(まとめてくださってる方々に感謝…)
難易度表ってなんだよ!って人もとりあえず一番上の発狂難易度表はDLしましょう。これだけで約40GBあります。
Satelliteはsl0に☆11くらいの譜面が揃ってるので発狂難易度表が難しすぎたら導入推奨、Stellaは物足りなくなったらでいいと思います。
MEGAからダウンロードする際は無課金だと1日あたりの制限があるため、40GBにもなると数日かかります。即DLしたいならちょびっと課金するのがおすすめです。私はJCBカードがWEB上から使えなかったので、スマホから課金しました。GooglePlayでは定期購入になるので、課金したらすぐに解約しましょう。
BMSプレイヤーの導入
beatoraja?LR2?
BMSプレイヤーといえばLR2じゃないの?と思う人もいらっしゃると思うのですが、私は絶っっっっ対にbeatorajaを推します。
LR2は既にいにしえのBMSプレイヤーで、「LR2を使ってる友達からハブられたくない」「LR2IRに名前を刻みたい」という人が使うイメージです。
beatorajaの120fps・fullHD対応・Fast/Slow表示を切ってまでLR2が使いたいという人にはお友達に導入方法を聞いてください。
beatorajaでできてLR2でできないこと
- 最適なゲージに都度変更してくれるGAS(ゲージオートシフト)が使用可←超便利!
- LIFT、EX-HARD、ASSIST EASY、R-RANが使用可
- 緑数字が本家ライクで設定がかんたん、皿チョンも使用可
- 無改造でFast/Slow表示が使用可
- 無改造で16:9(fullHD)の画面比を使用可
- クイックリトライ使用可能(同じ譜面と違う譜面が選べる)
- fps上限なし(ライトニングモデルと同じ120fpsが出せる)
- リプレイで保存した譜面で再度遊べる(借りることはできない)
LR2でできてbeatorajaでできないこと
- LR2IRに接続できる(改造すればorajaでもできるらしい)
- 譜面レンタル(G-BATTLE)
- スキンが多い
その他
- beatorajaとLR2で判定が違う
その他詳細な違いに関してはこちらの方がいろいろまとめてくださっています。
beatorajaのインストール
※2021/04/24
知らないうちにJavaインストール不要のJRE同梱版がリリースされてました。
Mocha-Repository : Home ファイル名にjreがついてるものです。
ダウンロードして適当な場所において「beatoraja.exe」を起動してね。
これで起動ができたらbeatorajaの設定まで飛んでください。
動作環境を満たしているか確認
GitHubに書いてある必要動作環境は以下のとおり。
-
Java Runtime Environment 1.8.0 64bit (32bit is not recommended)
-
OpenGL 3.1- (Windows 10 + IntelHDグラフィックス2000/3000では動作しない場合があります。https://github.com/LWJGL/lwjgl/issues/119 参照)
確認すべきは自分の使ってるPCが64bitであることとOpenGL3.1以上かどうかということです。もちろんMacでも動作環境を満たせば動きます。
おそらく2015年以降にPC買ったって人はほぼ大丈夫。オンボロパソコン使ってる人はちゃんと調べて確認してください。
64bit版Javaのインストール
beatorajaはjavaで書かれてるのでjavaのインストールが必要です。
java11からjavafxが同梱されなくなったらしくエラーが出るようです。下記のリンクを参考に、64bit版のJava10をインストールしてください。
仕事とかで環境変えられないって人は、複数のバージョンを共存させるといいかも?しらんけど。
最後にWinキー+Rで出てきたウィンドウにcmdと入力してコマンドプロンプトを開き、
java -version
と打って確認してください。ちゃんと64bitバージョンのJavaがインストールされてれば下記のようになるはずです。
beatoraja本体のダウンロード
上記のリンクから一番新しいバージョンの本体をダウンロードし、任意の場所に解凍してください。
フォルダの中のbeatoraja-configというバッチファイルをダブルクリックすると起動します。
エラーが出る場合または一瞬でウィンドウが消えて何も起こらない場合は、
beatoraja-configを右クリック→編集→メモ帳
で開いて、最後の行に
pause
を書き足してください。処理がそこで停止するため、エラーコードが確認できます。
- よくあるエラー
javaは…(中略)…認識されてません
→javaのインストールをミスってる(64bit版か、環境変数設定したか、java -versionで確認したか)
→または動作環境を満たしてない
- javafxがないエラー
エラー:…(中略)…ロードできませんでした
原因: java.lang.NoClass…(中略)…javafx/…(後略)
→javafxがない(java10以下をインストール)
それ以外は自分じゃ手に負えませんので詳しくは先程も紹介させて頂いたこちらを読んだりググってください。
beatorajaの設定
※この記事ではbeatoraja0.8を使用しています。
※7keyをプレイする人のことしか考えてません。
Videoタブ
DisplayModeはBPRDERLESSが最強だと思うけど自分の環境に合わせてください。
垂直同期はとりあえずONにしてますが、環境によっては不安定らしい。画面がカクついたり、判定がズレたり…。
垂直同期をOFFにした場合はMAXFPSの値でリフレッシュレートを制御してくれます。垂直同期ONならいじらなくてよし、OFF垂直同期が使えない場合は手動でfpsの上限値を入力してください。
設定する値によっては画面がカクついたりするので、色々試して自分の環境に合わせてください。理論上、モニターのリフレッシュレートを入力すればいいはずなんですが、ダメならその2倍or4倍の値を入力してみるといいかも。ちなみに0にすると上限が解放されます。上げすぎるとパソコンに負荷がかかるので注意。
Audioタブ
私はオーディオインターフェースから出力しているのでこんな感じになってます。オーディオインターフェース使えば低遅延になるからみんな買おうな。
スタインバーグ Steinberg USB3.0 オーディオインターフェイス UR22C
OpenALとかPortAudioのWASAPIはよくわからんけどとりあえず音鳴ればそれでいいんじゃね。たぶんOpenALにしとけばだいたい鳴る。
他の項目はいじらなくてOK、音が大きかったらVolumeで調整してください。
Inputタブ
INFコンやDAOのINFINITASモードで使用する場合、アナログスクラッチにチェックを入れてください。
アナログスクラッチを使用する際はアナログスクラッチアルゴリズムのバージョンもよく確認してください。私はPHOENIXWANをINFINITASモードで使ってるんですが、Ver.2だと押し押しが効かないというか、回すのをやめても判定が残るというか、、、とにかく不便なのでVer.1にしてます。何か知ってる人いたら教えてほしい。
どうやらver.2は修正されたようでちゃんと反応するようになりました。
他は特にいじる必要はないと思います。
リソースタブ
BMS PathではBMSが入ってるパスを指定できます。ダウンロードしたBMSを任意の場所に置き、そのフォルダのパスを追加しましょう。
パスを追加し終えたら画面下の楽曲読み込みを行ってください。
Table URLは難易度表のURLを入力できます。
難易度表とは、プレーヤーが投票等で譜面の難易度を決めてそれを表にしたものです。
有名なものでは★1,★2,...の発狂難易度表があります。
難易度表無しでただ曲と譜面を所持してるだけだと、譜面製作者が主観で決めたレベルでソートするしかありません。難易度がバラバラで超見づらい。
難易度表のURLを追加することで、beatorajaの選曲画面に難易度表のフォルダが追加されます。
つまり、自分の持ってる譜面を難易度表のレベルごとに勝手に仕分けしてくれるということ。楽ちん。
難易度表は予め何個か入っています。DPとか9keyとか使わないものは削除し、整理してください。
古いバージョンの難易度表を入れるとbeatorajaが壊れるらしいので気をつけましょう。
最新版はわかりませんが、私がbeatorajaを導入したときは発狂難易度表がなかったので一応リンクを載せておきます。あとstellaとsatelliteとコースも。
- http://www.ribbit.xyz/bms/tables/insane.html
- https://stellabms.xyz/sl/table.html
- https://stellabms.xyz/st/table.html
- http://mirai-yokohama.sakura.ne.jp/bms/satellite_skill.html
- http://mirai-yokohama.sakura.ne.jp/bms/stella_skill.html
難易度表の追加、整理が終わったら画面下の難易度表読み込みを行ってください。
選曲タブ
同じにすれば間違いないはず。
全部チェックで。
プレイオプションタブ
ここらへんはゲーム起動してもいじれるものが多いです。リプレイの保存より下ははいじれなかったかも。
ノーツ表示時間の数値を3/5するとIIDXの緑数字になります。ノーツ表示時間500なら緑数字300ということ。
GASはボルテでいうARSのようなもの。プレー状況に合わせてゲージを勝手に変更してくれます。便利なのでBEST CREARにしておきましょう。やってみりゃわかる。自分はASSIST EASYランプはいらないので下限をEASYゲージにしてます。
わかんない項目があったらとりあえず上の画像とおんなじ設定にすればある程度便利になると思います(適当)
スキンタブ
スキンはbeatoraja0.8で同梱するようになったModernChicがかなり優秀です。LR2のスキンも一応使えるけど、beatoraja独自の機能(GASやクリアランプ)に対応してないので注意。上級者向けです。
スキンは各モードごとに変更でき、スキン種類を押すと一覧が表示されます。7keyをやる人は「7key」「MUSIC SELECT」「DECIDE」「RESULT」「COURSE RESULT」の5つはなるべく設定することをおすすめします。
プレイ画面と選曲画面で違うスキンを選択することもできます。
◎おすすめスキン(詳しくは自分で調べてね)
- simple-7key (製作者のむにむにおじさん様のtwitterプロフィールからドライブに飛べます)
- LITONE7 (DLにはDonateが必要)
普段はsimple-7keyを使用していますが、本記事ではLITONEを使用しています。DonateしないとDLできないのと見た目がモロ本家なためスキン紹介ページではハブられがち。
スキンの設定は起動後F12を押しても変更できますが、バグが多い気がするのでコンフィグ画面で変更するのをおすすめします。コンフィグ画面は裏でずっと立ち上がっていて、スキン設定を変更して右上の更新ボタンを押すと、起動中でも反映されます。
その他タブ
LR2使ってた人はここからスコアインポートできます。
他は知らん。
IRタブ
IRを設定できます。
IRとはインターネットランキングの略で、スコアをアップロードするサーバみたいなものです。ライバル登録などもIRでできます。
beatorajaはLR2と違い、IRは複数存在します。とは言ってもどれか一つ選べというわけではなく、beatoraja側で複数のIRを設定することができるのでご安心を。
現在は
の3つのIRが用意されています。全部登録しとけば問題なし。
プライマリIR(メイン)とセカンダリIR(サブ)があって、スコアの送信は全部に対して行えますが、スコアやライバルの参照はプライマリ(メイン)に設定しているIRのみできます。
わからん!って人はmochaIRをSetPrimayしてプライマリIRにすればいいと思う。みんな使ってるし。
ちなみに本体の更新を疎かにするとIRが接続できなくなることも。アップデートがあるときはconfig画面の左上に表示されるので、こまめに更新しましょう。
Tableタブ
知らん 何もしなくてよし
beatorajaの起動
まずはキーコンフィグの設定をしましょう。数字の6で設定画面に移動します。
十字キー左右で左上の水色文字を「7key」に合わせて、各ボタンを設定します。
エンターキーでそのボタンの設定開始→対応するコントローラーのボタンを押して設定
右上のモードは2dx spに。
コントローラーのキーが押しっぱなし判定で設定できないときはコンフィグでJKOC HACKをONにするといいらしい。
PHOENIXWANでINFINITASモードを使用してる人は画像とおんなじ設定になるかと。
escキーで選曲画面に戻ります。
操作方法
上記の通り。ボタン一つ一つに機能があるので間違って押さないように気をつけてください。
特に気をつけてほしい点
- 譜面を選択してプレイ開始する際、ボタンは必ず1鍵を押してください。3,5,7はプラクティスやオートプレイなどの役割が割り当てられています。
- 数字3を押すとLN(終点なし),CN(終点あり),HCN(ヘルチャ)の3つモードを選択できます。クリアランプもそれぞれのモードごとに保存されるため、なるべくLNで統一しましょう。
よく使う操作
- F6でスクリーンショット(beatoraja¥screensに格納)
- プレイ中にSTART+SELECT長押しで途中落ち
- 途中落ちしている最中にSTARTで違う譜面でクイックリトライ
- 途中落ちしている最中にSELECTで同じ譜面でクイックリトライ
- リザルト画面で5鍵長押しでランダムの違う譜面でリトライ
- リザルト画面で7鍵長押しでランダムの同じ譜面でリトライ
難易度表を開いたとき、その譜面を持っていない場合は赤色で表示されます。(他のスキンでもだいたい赤表示だと思う)
譜面がきちんと表示されない場合はBMS pathがおかしかったり楽曲読み込みを実行していない可能性があるので確認してみてください。
その他ツール
リコメンドツールです。本来リコメンドはLR2IR用ですが、beatorajaのscore.dbを送信して無理やり出してくれます。みんながよく名前の横につけてる★52.3みたいなやつ。
beatoraja本体にもTwitterに投稿する機能はあるみたいですが一般公開版には搭載されていないようなのでこちらの使用をおすすめします。
自分はどっかでプレビュー用補完ファイルを拾ったので使ったことはないですが便利そうです。
有志の皆様方に感謝!
終わりに
導入は以上です。ここまでくればもう永久にBMSがプレイできるようになっていると思います。この記事を見て導入できた、または躓いてしまった人はコメントで教えてほしいです。記事も訂正していきます。
ではまた。